もう悩まない!会社の人間関係

目の動きから心を読む

人の心がわからない。それは、誰しも考えることですよね。
「人の心がわかれば、こんなにも人間関係で悩まずに済むのに」
そう感じて、頭を抱えた経験はありませんか?
年配の人に話を聞いてみると、年をとればとるほど、人の心が読めるようになるそうです。それまでわからなかった相手の言動が、「ああ、あのとき、あのひとはあんな気持ちだったからああいう態度をとったのか」と急に合点がいくこともあるのだとか。

 

私は今のところ人の心がわかる境地に達していませんし、そもそも人の心なんてまったくわからないものと謙虚に考えておいたほうがよいとさえ思っています。人の心を読むのは、それぐらい難しいことだと解しているのです。人の心が手にとるようにわかる、そんな術はないかもしれません。しかし、表情や身振り手振りを手がかりにして、相手の考えていることをつかむヒントにすることはできます。そのヒントとして、わかりやすいものの一つが、目の動きです。「目は口ほどにものを言う」といわれていますね。実際に、目の動きは多くの情報を伝えてくれます。

 

たとえば、私の知人の一人に、会話の最中に特徴的な目の動きをする人がいます。話をしながらちらっ、ちらっと左上を見る癖があるのです。この場合の「左上」とは、相手にとっての左上、つまり、私から見て右上のことです。心理学の研究で、目が右側に動くときは、過去のことを思い出しているときが多いとの説があります。反対に、左に動くときは、未来について考えている可能性が高いそうです。さらに、上の方を見ているときは視覚的イメージ、横は聴覚、下は身体の感覚や内面について考えていると推測されます。

 

そういわれてみれば、私自身も、自己の内面について思索するとき、なんとなく下を見ている気がしてきました。こういうことを無意識にしているものなのですね。その分析によって考えると、左上を見る私の知人は、「過去」に起こったことを「視覚的」にイメージしながら私と会話していた、ということになります。「昨日、実家に帰ったんだけど」そう言いながら左上を見た知人の脳裏には、過去の記憶からたぐり寄せた実家の様子や実家に住む家族の顔が浮かんでいたのかもしれません。今度、あなたが身近な人と話をするとき、相手の目の動きに注目してみませんか? 多くの人が意外と目を動かしながら話していることに気づくでしょう。そして、目の動きを追うことが、相手が何を考えながら話をしているか理解する糸口になるかもしれません。

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