もう悩まない!会社の人間関係

ストレスに負けない心を鍛える

職場における人間関係のストレスを減らすのは難しいですね。ストレスになる要因をなくすことはなかなかできなくても、ストレスを受ける側、つまり自分自身を変えることはできます。心を鍛えること、鍛えぬいた心を手に入れること。これは、生きていく中で宝となります。どんなに恵まれない環境にあっても、自分が動じなければ、逆境などありえないからです。相手を変えることに躍起になるよりは、相手の攻撃を受け流せるように自分の心を鍛える方が、ストレスに負けない環境を整える近道といえるのではないでしょうか。

 

人間関係で悩んでいるとき、私はたびたび修行に出ていました。山寺などの修行体験に参加するのです。会社によっては新人研修合宿として新入社員を禅寺の座禅会に参加することもあるぐらいで、心を鍛えてストレスに負けない自分を作るために修行体験は役立ちます。

 

京都の禅寺で開かれた座禅合宿3日間コースに参加したときのことです。一日の終わりの住職の話を聞くのですが、住職がサラリーマンとして働いていたときの職場の人間関係について話をしてくださいました。住職は仏門に入るまで商社でバリバリ働いていた人間で、社内で一番厳しい上司のもとで仕事をしていたそうです。その上司の厳しさは社内では有名で、住職の前に何人もの部下がその辛さから辞職することになった伝説があったそうです。社内の人間にはことあるごとに「え〜っ! あの上司の下で仕事しているんですか? 大変ですねえ」と同情されるぐらいだったそうです。仕事に対して叱咤されることも多く、若い住職には大変辛かったようです。しかし、辞めずに仕事を続けていると、甘い上司の下で甘やかされて仕事をしていた同期の間で群を抜いて仕事ができるようになったそうです。上司もまた、口には出さないけれど住職の仕事ぶりを大変評価していたらしく、いつの間にか信頼関係ができていました。仕事を辞めた後もその上司とは連絡を取り合っているそうです。

 

住職は講話の中で、しんどさから逃げないこと、辛いことを成長のために現れた菩薩だと思って接することなどを教えてくれます。頭では理解していても、いざ苦手な人間と顔を突き合わせていると、なかなかそうはできませんが、結局、苦手意識を持っている間は相手にもなんとなく伝わってしまいますし、自分自身も苦しいのだとわからせてくれました。

 

座禅や講話も良いですが、心を鍛えるには山行、滝行もおすすめです。山行は、山を練り歩き、自然と触れ合う修行です。滝行は、滝に打たれることで気持ちを引き締めます。体を動かすこと自体がストレス発散になりますし、自然の持つ力に抱かれることで、日ごろのイライラが解消されていきます。たまには自然と触れあい、自然の優しさ、厳しさに触れて英気を養うと、仕事にも身が入ります。

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