もう悩まない!会社の人間関係

性格を決める要因 9つの性格

 ひょんなことから知り合いになった社会学の先生と、人間の性格について話をしたときのことです。先生はひととおり私の話を聞いた後で、「あなたほど典型的なタイプ4には会ったことがない」と仰いました。そのとき、先生に教えてもらったのが、「9つの性格」という本です。

 

これは心理学の本で、人間の性格を9つに分類する、というものです。どんな人間でも9つの性格に分類することができるというのです。「多種多様な人間がいる中で、どんな人間でも9つの性格のいずれかに分類できるとする前提はいささか乱暴でないのか」そう思いながら読み始めた私ですが、この本の説得力には圧倒されました。私の周囲の人間は、誰もがこの9つの性格のどれかに当てはまりましたし、読めば読むほど、私は「タイプ4」の性格であるとわかりました。

 

このような性格の違いが出る要因は、いったい何のでしょうか。この本によると、性格を分ける要因は、母親の愛を受けたいという切実な衝動にあるようです。愛を獲得するために、母親にいかに自分をアピールするか、その手段によって性格は分かれていくというのです。自分は他の子と比べて特別な人間であることを武器にしようとする子は、芸術などの感性を磨くことに力を注ぎ、非凡であることを避けようとします。母親に好かれるために、いつも完璧であり続けようとする子もいれば、あらゆる手段を使い、母親を喜ばせることに必死になる子もいます。どの性格にも長所があれば、「こうでなければならない」と思い込むことから生じる「囚われ」もあります。この本は、人間関係に悩んでいる方におすすめです。自分自身の性格的弱点がよくわかりますし、苦手な人に対する根本的な理解にもつながるからです。

 

私が苦手に感じている人も含め、周囲の人間を観察してみましたが、確かにこの9つの性格の中に分類することができます。ときには複数のタイプを兼ね揃えている人もいますが、大抵はどの性格かが顕著に現れ出ています。相手がどんな要因からそのような性格になったのかわかれば、相手の言動に対する理解につながります。性格を形成する要因を知ることは、相手の言動の根本を理解することに等しいからです。この本には、各タイプの解説ばかりではなく、異なる性格の人間が接するにあたり、違いを尊重し合いながら生きるヒントを教えてくれます。まずは違いを認め、互いが理解を深めていくためのアドバイスが豊富です。

 

 

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