もう悩まない!会社の人間関係

人間関係とコンプレックス

人間関係を円滑に保つことが苦手な人、人間関係を煩わしいと思っている人は、もしかしたら、自分自身に大きなコンプレックスを隠し持っているのかもしれません。私はもともと集団で生活することが苦手です。子どものころは、学校に行くのが嫌で仕方ありませんでしたが、余程機嫌の悪いとき以外に登校拒否することはあまりなく、学校はほとんど休まずに通っていました。集団での人間関係に身を置くのが本当にしんどいと思い始めたのは、社会人になってからです。

 

集団における人間関係対する苦手意識は、生きていくうえで大きなマイナスです。集団でいることを楽しめるほうが、多くの人と助け合いながら豊かに暮らせます。頭ではわかっているのですが、気持ちは内に向かう一方です。年齢を重なるとともに、なるべく一人でいたいという気持ちは強くなっていく気がします。

 

集団に対する苦手意識が強まった原因のひとつが、腕にやけどの跡ができたことではないかと自己分析しています。二十代前半に、ちょっとしたうっかり事故でやけどを負ったのですが、そのときの1センチ四方ほどの傷跡が残っています。人に見せるのが恥ずかしくて、隠しています。傷跡を見せたくないので、夏でも薄手のブラウスなど、腕を覆い隠せる長袖を着るようにしています。他人からすれば気にならないかもしれないほどの傷ですし、年々薄くはなってきているのですが、本人は気にしており、コンプレックスになっているのです。同僚に「半袖を着ないよね」と言われると、どう言い訳しようか焦ります。同僚はまさか私がそんなことを気にしているとは思っておらず、何気なく聞いたことでしょうが。

 

友人Kの話をします。Kは社会人テニスサークルで知り合った彼と数年間のグループ交際を続けていました。親密な関係は続き、いよいよ結婚という言葉がちらつきはじめたある日、彼が深刻そうな顔をしてKに「話がある」と切り出しました。その話というのが、彼の腕にある傷跡のことです。彼には腕に10センチ程度の怪我の跡があるが、結婚相手としてそれでも構わないかという確認でした。Kは改まった彼の態度に莫大な借金でもあるのではないかと心配しましたが、話しを聞いて安堵しました。そんなことをコンプレックスにしていたのかと呆れながらも、知らなかった彼の繊細な一面を発見したそうです。

 

人間はどんなことにコンプレックスを感じているかわかりません。他人から見れば大したことでなくても、本人は深刻に考えていることもあるのですね。

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