もう悩まない!会社の人間関係

与えることで強くなる

会社の人間関係がうまくいかないとき、くよくよしてしまいますよね。そんなときは、もっと強くなれたらいいのに、と自分を責めがちです。
強くなるにはどうしたらよいのでしょうか。

 

他人に与えることで自分自身が救われ、強くなれることがあります。
会社でのいじめを受けて辛かったとき、私はNPOの慈善団体に口座引落しで毎月4500円寄付することにしました。寄付金はインドの女の子が学校に行けるように支援するプログラムに使われます。インドの女の子を学校に行かせるプログラムには、前々から関心がありました。しかし、経済的に厳しく、なかなか参加できずにいました。当時、私の給料は手取り15万円程度で、一人暮らし生活費を捻出するにはギリギリでした。さらにその中から、学生時代に借りていた奨学金も毎月2万4千円も返さなければなりません。与えている場合ではなかったのです。給料が上がって生活に余裕があったら始めようと思っていたのですが、不況による残業カットなどで給料は減る一方でした。そのまま先延ばしにしていたら、いつまで経っても実行に移すことができないと感じ、寄付を始めることにしました。たった4500円でしたが、私からすれば清水の舞台から飛び降りる気持ちで申し込みすることにしたのでした。

 

インドの女の子とは、ときどき手紙のやりとりもできました。手紙の最後には、いつも花のイラストが描かれていました。初めは花の形がいびつで、配色もあまりよくなかったのですが、手紙のやりとりを続けていくうちに表現豊かになっていきました。1年たつと、何種類もの花を描き分けられるほどに成長したのでした。始めたころは、「与える」という意識で始めたのですが、しばらくすると、逆に私が与えられていることに気づきました。

 

会社でいじめに遭って辛いとき、自信をすっかりなくして自己嫌悪に陥りそうになることがたびたびありました。くじけそうになったら、インドの女の子のことを思い出すことにしていました。私が働いていることで、女の子が支援を受けて勉強を続けられるのだと思うことで、前向きな気持ちになれたのです。まさかこれほどの心の安定と強さを持てるとは思っても見ませんでした。

 

慈善活動や寄付という形でなくても、他人に積極的に与えていく気持ちを持つことが強さの源となります。くじけそうになったら、家族の一員としてかわいがっているペットを養っていることを思い出すのもよいでしょう。お子さんのいる方からは、子どもの笑顔を見ればまた頑張れるという話も聞きます。とにかく、自分のために働き自分のために生きているだけではなく、自分が生きていることで少しでも他人の役に立っていると感じられると、人は強くなります。誰かに与えることが力となり、人を強くするのです。

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